ポイント還元率の高いカードのおすすめ6選!ポイントを効率良く貯めるための選び方も解説

ポイント還元率が高いカード!ポイントを効率良く貯めるための選び方も解説

クレジットカードを発行するとき、「少しでもポイントを効率良く貯めたい」「ポイント還元率の高いクレジットカードを選びたい」と希望する人は多いです。

クレジットカードのポイントは、基本のポイント還元率や提携先店舗によって貯めやすさに差が出ます。

この記事では、以下の観点からポイントの還元率が高い傾向のクレジットカードを厳選して6枚紹介。

  • 基本ポイント還元率が高い
  • 日常生活で利用する人が多い店舗やサービスでポイント還元率がアップする

ポイント還元率の高いカードの選び方や、より還元率を高める使い方も解説しています。

クレジットカードのポイント還元率を高めたい人は、自分のライフスタイルに合うカードを発行しましょう。

ポイント還元率の高いカードのおすすめ6枚

ポイント還元率が高いカードの中でおすすめは以下の6枚です。

年会費 ポイント還元率 貯まるポイント
JCBカードW
JCBカードW
永年無料 1.0~10.5% Oki Dokiポイント
楽天カード
楽天カード
永年無料 1.0~3.0% 楽天ポイント
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
永年無料 0.5~7.0% Vポイント
dカード
dカード
永年無料 1.0~4.0% dポイント
リクルートカード
リクルートカード
永年無料 1.2~4.2% リクルートポイント
au Payカード
au Payカード
永年無料 1.0~2.5% Pontaポイント

クレジットカードの基本ポイント還元率は1.0%以上なら高いと言われるため、基本のポイント還元率に注目して選ぶならJCBカードWや楽天カードが向いています。

特定の店舗で高還元のクレジットカードが希望の人には、三井住友カード(NL)やdカードがぴったりです。

クレジットカードを利用する頻度が高いシーンを元に、自分に合うカードを選びましょう。

JCBカードWはポイント還元率が基本1.0%の高還元率クレジットカード

JCBカードW
項目 内容
年会費 永年無料
ポイント還元率 1.0~10.5%
貯まるポイント Oki Dokiポイント

JCBカードWは、ポイント還元率が基本1.0%の高還元率クレジットカード。

JCBが直接発行しているプロパーカードでポイント還元率が1.0%なのは、JCBカードWのみです。

ポイント還元率の高いプロパーカードを保有したい人にもぴったり。

他のカードはポイント還元率が0.5%で、例えば月に5万円決済したとすれば、JCBカードWなら50ポイント余分に獲得できます。

カードの利用場所を問わずポイント還元率の高いカードが希望なら、JCBカードWを発行しましょう。

JCBカードWでポイントアップできる利用先

通常の利用で1.0%貯まるだけでもお得な上に、JCBカードWは以下の利用方法でポイントアップも可能です。

  • 「Oki dokiランド」を経由してショッピング
  • JCBオリジナルシリーズパートナー店を利用

JCBのポイントサイト「Oki Dokiランド」を経由してネットショッピングすると、最大20倍ポイントが貯まります。

楽天市場やYahoo!ショッピングもポイントアップの対象で、Oki Dokiランドからサイトに移動するだけと手間もかかりません。

JCBオリジナルシリーズパートナー店でもポイントアップが可能で、Amazonやセブン-イレブンではポイントが4倍になります。

JCBカードWは1,000円で2ポイント貯まるクレジットカードですが、2026年1月からポイントプログラムがリニューアル予定です。

200円で1ポイントと、よりポイントが貯めやすくなります。

対象店舗を利用する機会が多い人も、JCBカードWを選びましょう。

楽天カードはポイント高還元率カードとして人気のクレジットカード

楽天カード
項目 内容
年会費 永年無料
ポイント還元率 1.0~3.0%
貯まるポイント 楽天ポイント

楽天カードは100円で1ポイント貯まる、ポイント高還元率カードとして人気のクレジットカードです。

使い勝手がよく、3,265万枚程度発行されていて、どこで利用しても1.0%分の楽天ポイントが貯まります。

特に楽天関連サービスで利用すると、カードでの支払いでポイントが何倍も付与されるケースが多く、楽天経済圏を活用している人に最適です。

例えば楽天市場でショッピングをする際に楽天カードで決済すると、通常ポイントに楽天カード特典分がついて常にポイント2倍に。

ポイントプログラム「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」も提供していて、楽天グループのサービスを利用するほどポイント還元率がアップする仕組みです。

楽天市場のショッピングで獲得できるポイント数を、最大18倍まで高められます。

例えば楽天モバイルを利用している人なら、エントリーすればポイント獲得率が+2倍~4倍になり、効率的です。

楽天関連サービスの利用頻度が高い方はもちろん、毎日の支払いをクレジットカードにしてキャッシュレスを目指す人にも向いています。

楽天カードはポイントの使いやすさでも人気

楽天カードはポイントの使いやすさでも人気を集めていて、貯めたポイントは1ポイント1円として楽天市場や実店舗で利用可能です。

使いたいポイント数を選ぶだけですぐに支払いに利用でき、一部のみポイントでの支払いにも対応。

「利用期限の迫っている期間限定ポイントのみ使う」といった柔軟な支払いができます。

幅広い店舗で還元率の高いカードが希望の人や、貯めたポイントを手軽に使いたい人は、楽天カードを選びましょう。

三井住友カード(NL)は対象店舗でタッチ決済を利用するとポイント7.0%還元

三井住友カード(NL)
項目 内容
年会費 永年無料
ポイント還元率 0.5~7.0%
貯まるポイント Vポイント

三井住友カード(NL)は、

以下の対象店舗でスマホのタッチ決済やモバイルオーダーを利用すると、ポイントが7.0%還元されます。

  • セブン-イレブン
  • ローソン
  • ファミリーマート
  • マクドナルド
  • ガスト など

セブン-イレブンでは、セブン‐イレブンアプリとの併用でポイント還元率を10.0%まで高められます。

タッチ決済はスマホでタッチするだけと利用しやすく、スマートに決済を終えられるので利便性も高いです。

コンビニやマクドナルドといった利用しやすい店舗が多く、普段から買い物をする機会が多い人に最適。

Mastercardタッチ決済はGoogle PayやSamsung Walletに対応していないので、Visaブランドのカードを発行しましょう。

三井住友カード(NL)は国際ブランドの違うカードを2枚持ちでき、追加申し込みで入手できます。

コンビニや外食で食事を済ませる機会が多いなら、ポイント還元率アップしやすい三井住友カード(NL)を選びましょう。

Vポイントアッププログラムの活用でもポイント還元率がアップ

三井住友カード(NL)は、対象サービスの利用状況によってポイント還元率がアップする「Vポイントアッププログラム」も活用できます。

家族も三井住友カードを保有しているなら、代表者を決めて招待してもらうと1人につき+1%、最大+5%還元までポイントアップ可能です。

対象サービスを利用している人も三井住友カード(NL)を発行して、効率的にポイントを貯めましょう。

dカードは基本還元率1.0%の普段使いでポイントが貯めやすいクレジットカード

dカード
項目 内容
年会費 永年無料
ポイント還元率 1.0~4.0%
貯まるポイント dポイント

dカードは基本の還元率1.0%で、日常生活でポイントが貯めやすいクレジットカードです。

dポイントは現金の代わりにポイントで支払える店舗が多く、貯めておくと現金を節約したいときに利用できます。

日頃からd払いを利用している人とも相性の良いクレジットカードです。

d払いの支払方法をdカードに設定すれば、d払いで支払うときにd払いのポイントに加えてdカードの決済ポイントも付与されます。

dカードはdカード特約店で利用するとポイント還元率がアップ。

スターバックスやマツモトキヨシで利用すると、最大4.0%のポイント還元が受けられます。

特別な買い物ではなく、生活必需品の購入でポイントが貯まりやすいです。

d払いの利用頻度が高い人やdカード特約店の利用頻度が高い人は、dカードを発行しましょう。

dカードはドコモユーザーにもお得

dカードはドコモユーザーにもお得で、対象の携帯電話料金をdカードで支払うと最大220円の割引が受けられます。

対象となるプランの例は以下の通りです。

  • ドコモ MAX
  • ドコモ ポイ活 MAX
  • ドコモ ポイ活20
  • ドコモ mini

対象のプランを契約している人も、dカードを発行して月々の負担を軽減しましょう。

リクルートカードは利用先を問わず1.2%のポイント還元が受けられる

リクルートカード
項目 内容
年会費 永年無料
ポイント還元率 1.2~4.2%
貯まるポイント リクルートポイント

リクルートカードは、利用先を問わずポイント還元率1.2%の超高還元率クレジットカード。

ポイント還元に特化したカードなので、ポイントを貯めるためにクレジットカードを持ちたい人におすすめです。

貯まったリクルートポイントは、dポイントやPontaポイントなど他のポイントに変換して利用できます。

リクルートポイントとしてだけでなく、他のポイントとしても使えるので生活圏に縛られる必要がありません。

ポイント交換のレートは、リクルートポイント1ポイントでdポイントやPontaポイント1ポイントと交換できます。

交換によってポイントが減る心配もなく、貯めたポイントを有効活用したい人に最適です。

じゃらんやホットペッパービューティーで利用すると、最大4.2%のポイントが還元されます。

ホットペッパービューティーは身だしなみを整える際に使う機会が多いサイトで、クーポンも利用可能です。

利用機会の多いサイトでもポイントが貯めやすいため、リクルート関連サービスの利用頻度が高い人や高還元にこだわりたい人はリクルートカードを発行しましょう。

リクルートカードは一部公共料金もポイント付与対象

リクルートカードは以下の支払いもポイント付与の対象です。

  • 一部の公共料金
  • 携帯電話
  • 固定電話
  • 新聞購読料

クレジットカードによっては公共料金がポイント付与の対象外になる、ポイント還元率が下がるといったケースもあります。

リクルートカードはポイント還元率が変わらず、公共料金の支払いでも1.2%の高還元を受けられるクレジットカードです。

幅広い支払いで高い還元率を実現したい人も、リクルートカードを選びましょう。

au PayカードはPontaポイントが貯まる高還元率のクレジットカード

au Payカード
項目 内容
年会費 永年無料
ポイント還元率 1.0~2.5%
貯まるポイント Pontaポイント

au Payカードは、VISAかMasterCardの加盟店であれば100円で1ポイント貯まる高還元率のクレジットカード。

貯まるポイントはPontaポイントで、貯めたあとも使いやすいのがメリットです。

auPayへのチャージまたはauPayでの支払いで、最大1.5%まで還元率が上がります。

au Payマーケットでのショッピングなら、最大10.0%のポイント還元が受けられる可能性も。

au PAY カードの利用代金をauじぶん銀行口座から引き落とすと、最大15Pontaポイントが付与される特典もあります。

キャッシュレス決済が中心の人は、よりポイントを貯めやすいカードです。

貯まったポイントはPontaポイントとして利用する以外に、auPayへのチャージやauの携帯料金にも充てられます。

誰でもお得に利用できますが、ポイントの使い道が多いので特にauユーザーにおすすめです。

普段からPontaポイントを貯めている人は、au Payカードを発行してポイントを貯めましょう。

au Payカードはau PAY カード専用アプリで情報を確認できる

au Payカードを保有している人はau PAY カード専用アプリが利用でき、クレジットカードの利用額や貯まっているPontaポイントを手軽にチェック可能です。

生体認証で安全かつ簡単にログインできる仕組みで、獲得ポイント数を知りたいときも時間がかかりません。

ポイント数を確認しながら計画的に使いたい人も、au Payカードを活用しましょう。

ポイントを効率良く貯めるために知っておきたいクレジットカードの選び方

ポイントを効率良く貯められるよう、知っておきたいクレジットカードの選び方は以下の通りです。

  • 年会費がかからず常時ポイント還元率1.0%以上のクレジットカードを選ぶ
  • 頻繁に利用する先でポイント還元率がアップするとまとまったポイントが貯まる
  • ポイントの貯め方だけではなく使い道もチェックする

ポイント還元率にはポイントアップしていない状態の基本還元率と、特定の利用先でポイントアップしたときの還元率があります。

常時ポイント還元率が1.0%のクレジットカードなら、利用先を問わずポイントを貯めやすいです。

年会費がかかると負担になる可能性があるため、ポイント還元率を優先するなら年会費無料のカードが向いています。

普段利用する店舗が決まっている人は、特定の利用先でポイントアップするカードを選ぶと効率的。

貯めたポイントが使いにくいと、せっかく貯めたポイントが活用できません。

自分が使いたい目的で使えるかもチェックした上で、発行するクレジットカードを選びましょう。

年会費無料で常時ポイント1.0%以上のクレジットカードはポイントが貯まりやすい

年会費無料で常時ポイント1.0%以上のクレジットカードを発行すると、ポイントが貯まりやすいです。

カードのランクが高く年会費のかかるゴールドカードやプラチナカードは、年会費無料の一般カードと比べてポイント還元率が高くなる傾向にあります。

ポイントで還元される金額よりも年会費のほうが高いと、ポイントを貯めても意味がありません。

年会費無料のクレジットカードなら、維持費を気にせずポイントを貯められます。

ポイント還元率はクレジットカードごとに違い、0.5%が一般的です。

基本のポイント還元率が1.0%以上なら、高還元率カードと言われます。

基本のポイント還元率は使う場所によって変動せず、以下のカードを発行すれば常に1.0%以上の還元が可能です。

  • JCBカードW
  • 楽天カード
  • dカード
  • リクルートカード
  • au Payカード

どこで使っても高いポイント還元率を期待するなら、年会費無料でポイント還元率1.0%以上のクレジットカードを発行しましょう。

年間の支払い総額によってはゴールドカードやプラチナカードも検討する

年間の支払総額が高い人は、ゴールドカードやプラチナカードの方がポイントを多く貯められるケースもあります。

例えば年会費無料のdカードには上位のdカード GOLDがあり、年間100万円以上利用すると10,000円相当のクーポンが配布される特典を提供。

カードの種類 年会費 ポイント還元率 特徴
dカード 無料 1.0% 年会費無料で維持費がかからない
dカード GOLD 11,000円 1.0% ・携帯料金の支払いで10.0%還元
・年間100万円以上の利用で10,000円相当のクーポン獲得

年会費のほとんどをクーポンでまかなえる上に、携帯料金の支払いで10.0%の還元も受けられ、実質年会費をかけずにゴールドカードが維持できます。

携帯料金のポイント還元で、ドコモユーザーならdカードより多くのポイントを獲得できる可能性も。

基本のポイント還元率は同じでも、dカード GOLDには空港ラウンジサービスや3年間で最大10万円のケータイ補償が付帯しています。

維持費が同じなら、サービスの充実しているdカード GOLDの方が利便性は高いです。

発行したいクレジットカードにゴールドカードやプラチナカードがあるときは、自分の利用予定の金額でどちらがポイントを貯めやすいか比較しましょう。

自分が頻繁に利用する先でポイント還元率の高いカードを選ぶ

普段の生活で利用する店舗が固定されている人は、頻繁に買い物をする先でポイント還元率の高いカードを選びましょう。

利用先別に相性の良いクレジットカードの例は以下の通りです。

利用先 相性の良いクレジットカード 理由
コンビニや飲食店 三井住友カード(NL) スマホのタッチ決済で最大7.0%還元
Amazon JCBカードW ポイントが最大4倍になる
Yahoo!ショッピング PayPayカード 最大5.0%ポイント付与
楽天市場 楽天カード 楽天関連サービスの利用により楽天市場でのポイント還元率がアップ

コンビニで弁当を購入する機会が多い、頻繁に外食するといった人は、対象のコンビニや飲食店で7.0%の還元も受けられる三井住友カード(NL)が向いています。

Amazonで利用したいときはポイントが最大で4倍になるJCBカードW、Yahoo!ショッピングなら最大5.0%のポイント付与が受けられるPayPayカードがぴったり。

楽天市場は楽天関連サービスを利用するほどポイント還元率の上がる楽天カードが向いています。

自分のライフスタイルに合わせて発行するクレジットカードを選び、効率的にポイントを貯めましょう。

ポイントの貯めやすさと合わせて使いやすさも確認する

ポイント還元率の高いカードを発行したいときは、以下の点を元に、ポイントの貯めやすさと合わせてポイントが使いやすいかも確認しましょう。

  • ポイントの使い道
  • 最低交換数
  • 有効期限

高還元率でポイントを貯めても、使い道がなければポイントを余らせてしまいます。

ポイントの使い道はカード会社によって以下の通り様々なので、貯めたポイントをどのように使いたいか考えておくとカード選びがスムーズです。

  • ポイントで支払う
  • ポイントを他のポイントに変換する
  • ポイントと商品を交換する

ポイントで支払いをする方法なら現金感覚で使用できて使い勝手がよく、節約を実感しやすいです。

普段貯めているポイントに交換して使えば、ポイントを集約できて使うときの手間が省けます。

例えばリクルートカードで貯めたリクルートポイントをPontaポイントに変換すれば、店頭での支払いにも利用可能です。

ポイントを商品や商品券と交換できるクレジットカードもあり、例えばJCBカードWはディズニーランドのチケットとの交換もできます。

貯めたポイントを何円から交換できるか、最低交換数も決まっているので、最低交換数が低いクレジットカードを選ぶと端数が出にくいです。

楽天カードやdカードは1円から支払いに利用でき、クレジットカードの利用額が低い人でもポイントが余りません。

あまりクレジットカードを使わない人は、最低交換数も確認しましょう。

有効期限内にポイントを使い切る必要もある

クレジットカードを使って貯めたポイントには、多くのカードで有効期限が設けられています。

有効期限は2~5年程度が一般的で、中には楽天ポイントのように有効期限が1年と短いケースも。

楽天ポイントは1ポイントから支払いに利用でき、有効期限内に使いきれない心配は少ないです。

しかし最低交換数が高く、有効期限が短いクレジットカードだと、ポイントを使いきれない可能性もあります。

特に商品と交換したいときは、有効期限内に欲しい商品のポイント数に到達できないケースもあります。

ポイントを無駄にしないためにも、ポイントの使い道や有効期限を確認してから、発行するカードを選びましょう。

高還元率のクレジットカードを作るときに気をつけるべき点3つ

ポイント還元率の高いカードを作るときに気をつけたい点は以下の3つです。

  • リボ専用のクレジットカードは避ける
  • 支払い先によってポイント還元率が変動するケースもある
  • ポイント還元率が高いからとポイント目的で使いすぎない

クレジットカードの中には、手数料が発生するリボ払い専用のカードもあります。

手数料が発生すると、ポイント還元率は高くても手数料負担の方が上回る可能性も。

クレジットカードのポイント還元率は支払い先によって変動するケースもあるので、ポイント付与の条件を確かめてから、発行するカードを決めましょう。

ポイント還元率の高いカードを作ると、ポイント目的で使いすぎてしまう可能性もあります。

購入するのは必要なもののみにとどめて、上手に活用しましょう。

リボ専用カードではないかクレジットカードの支払い方法をチェックする

クレジットカードの支払い方法は以下の通りで、リボ払い専用のカードも発行されています。

支払い方法 詳細 手数料不要
1回払い 前月分の利用額を翌月全額1回で支払う
分割払い 購入した商品の代金を数回に分けて支払う ×
リボ払い 毎月一定の金額を支払う ×

1回払いは利用代金を翌月すべて支払う方法で、手数料がかかりません。

分割払いは購入した商品の代金を数回に分けて支払う方法で、分割払いを利用している期間のみ手数料が発生します。

高額の商品を購入して1回では支払いきれないときに、分割払いにすると返済計画が立てやすいです。

リボ払いは利用額にかかわらず、毎月一定の金額を支払います。

利用残高がある限り手数料は発生し続けるので、手数料が高額になりがちです。

例えばJCBのリボ払い専用カード「JCB CARD R」は、ポイントが4倍になるクレジットカード。

5万円利用したとすれば手数料は1,800円程度発生します。

得られるポイントは200ポイントで、1ポイント5円の交換先と交換したら1,000円分の価値になり、手数料の方が高額です。

利用先によってはポイントアップするため、ポイント獲得数の方が上回る可能性もありますが、使ってみなければ分かりません。

繰り上げ返済をすれば手数料を節約してポイント還元率の高さを生かせるとはいえ、手間がかかります。

支払いやすさよりもポイント還元率を重視するなら、リボ払い専用カードは避けましょう。

支払い先によってはポイント還元率が変動する可能性もある

発行するクレジットカードによっては、以下の支払い先でポイント還元率が変動する可能性もあります。

  • 公共料金
  • 税金
  • 国民年金保険料
  • 携帯電話料金
  • 保険料

クレジットカードによっては、公共料金の支払いがポイント付与の対象外またはポイント還元率が変動するケースもあります。

例えば通常は100円で1ポイント還元の楽天カードは、公共料金や税金の支払いに使っても500円で1ポイントしか付与されません。

携帯電話料金や保険料の支払いは、200円で1ポイント付与されます。

リクルートカードなら公共料金の支払いでもポイント還元率は変わらず1.2%。

ただしリクルートカードはポイントアップできる利用先がリクルート関連サービスに限られ、日常のショッピングでポイント還元率アップは難しいです。

基本の還元率で高還元を目指すならリクルートカード、楽天関連サービスでまとめてポイントを獲得するなら楽天カードと、使い分けなければいけません。

クレジットカードを発行するときは、支払先によってポイント還元率が変動するか確認し、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

ポイント還元率の高いカードをポイント目的で使いすぎない

ポイント還元率の高いカードを発行したからと言ってポイント目的で使いすぎると、かえって浪費につながる可能性があります。

ポイント還元を意識すると、以下の考え方に陥りがちです。

  • ポイントアップ期間中なのでまとめ買いしたい
  • 購入するか悩んでいた商品だけどポイント還元率が上がっているので購入したい

ネットショップでは期間限定でポイントアップキャンペーンを行っている時期もあります。

ポイント還元率が上がるとまとめ買いしたくなり、買っていたのを忘れて賞味期限が切れたといった事態を招きやすいです。

購入するか悩んでいた商品を、ポイント還元率に魅力を感じて購入したけれど、実際は使わなかったといった例もあります。

ポイント目的でクレジットカードを使うのではなく、クレジットカードを使う必要があるときにより還元率の高い方法で決済する意識を持って、カードを活用しましょう。

クレジットカードのポイント還元率は支払い金額に応じたプログラム

クレジットカードのポイント還元率は、支払った金額に対して還元されるポイントのパーセンテージです。

クレジットカードには、カード会社独自のポイントプログラムがあります。お買物などでのクレジットカードの利用金額に応じて、ポイントが還元されるしくみです。

ポイント還元率とは、クレジットカードの利用金額に対してポイントが還元される割合のこと。

引用:クレジットカードのポイントをおトクに貯める方法は?還元率の高さも解説|三井住友カード

ポイント還元率は以下の式で求められます。

ポイント還元率の求め方
獲得ポイント÷利用金額×100=ポイント還元率

200円で1ポイント貯まるクレジットカードなら【1÷200×100=0.5】で、ポイント還元率は0.5%です。

クレジットカードによってポイントのつき方が異なるため、獲得できるポイント数のみでポイント還元率は比較できません。

例えばJCBカードWは1,000円につき2ポイント貯まり、1ポイントの価値は最大5円です。

楽天カードは100円につき1ポイント付与され、1ポイントの価値は1円。

どちらのクレジットカードもポイント還元率は1.0%なので、獲得ポイント数のみではなく還元率を計算して比較しましょう。

ポイント還元率の高いカードを持つメリットはポイントによる節約効果

ポイント還元率の高いカードを持つメリットは、貯まったポイントの活用による節約効果です。

1か月に3万円決済する人なら、ポイント還元率の違いによって、獲得できるポイントの価値に1,800円分の差が出ます。

ポイント還元率 1か月で還元されるポイントの価値 1年間で還元されるポイントの価値
0.5% 150円分 1,800円分
1.0% 300円分 3,600円分

クレジットカードは長期にわたって使い続けるので、何年も経過すると大きな差になります。

例えば10年カードを使い続けたとすれば、18,000円分多くポイントを受け取れる計算です。

獲得したポイントを支払いに充当すれば現金を節約でき、商品と交換すれば商品を購入する予定だったお金を使わずに済みます。

クレジットカード払いで節約効果を高めたい人は、ポイント還元率の高いカードを活用しましょう。

クレジットカードのポイント還元率をより高めるなら複数発行する

クレジットカードのポイント還元率をより高めたい人は、2枚を目安に複数のカードを発行しましょう。

組み合わせ方の例は以下の通りです。

組み合わせの例 使い分け方
JCBカードWと三井住友カード(NL) ・日常の支払いには基本還元率1.0%のJCBカードW
・コンビニや飲食店ではポイントアップ効果の高い三井住友カード(NL)
楽天カードとリクルートカード ・楽天関連サービスでは楽天カード
・公共料金の支払いはポイント還元率1.2%のリクルートカード

三井住友カード(NL)は通常還元率が0.5%のため、通常還元率が1.0%でAmazonやスターバックスでポイント還元率の上がるJCBカードWの組み合わせがぴったり。

楽天関連サービスで高還元の楽天カードは公共料金の支払いでポイント還元率が下がるので、リクルートカードでカバーするとより多くのポイントを獲得できます。

枚数が多すぎると支払い管理が難しく、獲得したポイントも分散して使いにくいです。

2枚を目安に複数枚のクレジットカードを発行して、よりポイント還元率を高めましょう。

クレジットカードを固定費の支払いに利用すると毎月継続してポイントを受け取れる

クレジットカードを以下の固定費の支払いに利用すれば、毎月継続してポイントが受け取れて効率的です。

  • 公共料金
  • 携帯電話の料金
  • インターネット回線
  • 家賃
  • 保険料
  • サブスク

一度支払い方法をクレジットカードにすれば、毎回手続きする手間なしにポイントを受け取れます。

例えば水道と電気で2万円利用する家庭がリクルートカードで支払いをすると、毎月240円分のポイントを獲得可能です。

固定費は支払額が高くなりがちなので、クレジットカード払いにするとまとまったポイントを獲得できる可能性も。

三井住友カード(NL)には学生ポイントのサービスがあり、以下の固定費の支払いで高い還元率を叶えられます。

対象の支払い ポイント還元
サブスク 最大+9.5%
携帯電話料金 最大+1.5%

※対象企業のみ

対象のサブスクにはU-NEXTやAmazonオーディブルがあり、空いた時間を楽しみながらポイントも貯められます。

固定費の一部がポイント付与の対象となるカードもあるので、ポイント付与の条件を確認してから発行するカードを決めましょう。

クレジットカードの使い方によってはポイントの2重取りができる

クレジットカードの使い方を工夫すると、ポイントの2重取りもできます。

ポイントの2重取りができるクレジットカードの例は以下の通りです。

クレジットカード ポイント2重取りの方法
楽天カード 楽天ポイントカードを提示して楽天カードで決済
dカード dポイントカードを提示してdカードで決済
au Payカード au Payカードでチャージしてau Payで支払う

楽天カードやdカードには、ポイントカードとしての機能もあります。

加盟店でポイントカードを提示したのちにクレジットカードで決済すれば、ポイントの2重取りが可能です。

毎回ポイントカードとして提示する手間はかかりますが、どちらのカードも加盟店が多く幅広い場所でポイント還元率を挙げられます。

au Payで支払う際にau Payカードでチャージすると、ポイントを2重取りできる仕組みです。

事前に設定しておけるので、毎回手間をかけたくない人でも手軽にポイントを2重取りできます。

少しでもポイント還元率を高められるよう、可能なときはポイントを2重取りしましょう。

ポイント還元率の高いカードを発行したい人によくある質問

ポイント還元率の高いカードの発行を希望する人によくある質問は以下の通りです。

  • 年会費有料のクレジットカードが向いている人もいる?
  • 学生でも発行できるポイント還元率の高いカードのおすすめは?
  • ポイント還元率の高いカードは即日発行できる?

人によって向いているクレジットカードは異なり、年会費無料と有料のカードのどちらを発行するか迷うとの意見もあります。

学生向けのクレジットカードでおすすめを知りたい、ポイント還元率の高いカードを即日発行したいといった希望のある人も多いです。

疑問がある人はクレジットカードの申込前に確認して、より自分に合ったカードを発行しましょう。

年会費有料のクレジットカードの方が向いている人もいますか?

クレジットカードを発行する目的によっては、年会費有料のカードが向いている人もいます。

ポイント還元率よりも特典を重視する人には、年会費有料のカードがおすすめです。

年会費有料のカードで受けられる特典の例は以下の通りです。

  • 空港ラウンジサービス
  • 専用の優待サービス
  • 充実した付帯保険
  • 専用デスクの利用

年会費有料のゴールドカードやプラチナカードを保有していると、空港ラウンジサービスや専用の優待サービスを受けられます。

付帯保険も一般カードより充実しているケースが多いです。

例えばJCBゴールドには空港ラウンジサービスが付帯していて、付帯保険は以下の通り。

  • 海外旅行傷害保険最高1億円
  • 国内旅行傷害保険最高5,000万円

JCBカードWでは空港ラウンジサービスが利用できず、付帯保険も海外旅行傷害保険が2,000万円までです。

招待制のカード「JCBゴールド・ザ・プレミア」を発行できれば、ホテルや映画館での優待も追加されます。

ポイント還元率よりもサービス重視でクレジットカードを発行するなら、有料のカードも検討しましょう。

学生におすすめのポイント還元率の高いカードはありますか?

学生におすすめのポイント還元率が高いカードは以下の通りです。

学生におすすめのクレジットカード 理由
JCBカードW 18歳から39歳まで限定の若者向けカード
三井住友カード(NL) 学生ポイントを導入
楽天カードアカデミー 楽天学割特典でポイント還元率アップ

JCBカードWは対象年齢が18歳から39歳まで限定の若者向けカードで、学生の利用も想定していて使いやすいです。

三井住友カード(NL)は学生ポイントを導入していて、以下の特典が受けられます。

  • サブスク利用で+9.5%
  • 携帯電話料金の支払いで+1.5%
  • 分割手数料を全額ポイントで還元

分割手数料も全額ポイント還元が受けられ、高額な買い物でも無理なく支払額の調整ができます。

楽天カードアカデミーには楽天学割特典が適用され、ポイント還元率がアップ。

  • 楽天ファッションで常にポイント3倍
  • 毎週水曜日にエントリーして楽天市場で買い物をするとポイント5倍
  • 楽天ビューティーでアプリ経由の予約をするとポイント3倍 など

毎週水曜日にエントリー後に楽天市場で必要なものを購入すると、高還元が期待できます。

学生ならではの特典も活用して、ポイント還元率をアップさせましょう。

ポイント還元率の高いカードも即日発行ができますか?

ポイント還元率の高いカードで、以下のカードは即日発行が可能です。

  • JCBカードW
  • 三井住友カード(NL)

Webから申し込んで審査を受け、通過したらアプリにカード情報が発行される仕組みです。

カード情報を利用してのネットショッピングや、キャッシュレス決済に設定して店舗での支払いに利用できます。

家具家電の故障で急遽高額の支出が見込まれるといったときでも、すぐにカードが発行されて支払いに間に合う可能性も。

急いでクレジットカードを作成する必要があるときは、いずれかを選んで申し込みましょう。

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