2017.01.31

東京・春・音楽祭 - 東京のオペラの森2017 - 偉大な芸術を見て・聴いて、感性を磨こう!

桜の季節、3月16日から1ヶ月にわたり上野公園を中心に約150公演が行われる『東京・春・音楽祭』は13年目を迎え、今や春の上野の風物詩となっています。

この音楽祭の特徴のひとつが、コンサートホールだけでなく、上野公園内の美術館、博物館で多くの演奏会が開催されること。開催中の展覧会にちなんだプログラムが用意されているので、観て・聴いて芸術を楽しむことができます。演奏者との距離が近いのも人気のひとつとなっています。
春の到来を、桜と音楽の饗宴で祝う「東京・春・音楽祭」に出かけてみませんか。

IT起業家と世界的な指揮者。
2人の夢が上野で開花する。

今年で13回目を迎える『東京・春・音楽祭』は、電気通信事業者の草分けである株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)を創業した鈴木幸一会長が私財を投じて立ち上げた、世界的にも珍しい音楽祭。

鈴木会長にとって、上野は高校時代から博物館や美術館に通っていた思い出の場所であり、この地で桜の時期に音楽祭を開きたい、という想いが強かった。1990年代の終わりの頃、海外で小澤征爾さんと酒を呑んでいた際、「東京から世界にオペラを発信する場を作りたい」という小澤さんの言葉に共鳴し、思い出の場所、上野でかねてからの想いが開花し、夢の実現へと動き出す。

2005年の開始以来、少しずつ内容を変えながらも音楽祭の認知度は確実に高まっていく。特に世界的な指揮者リッカルド・ムーティやズービン・メータが参加すると、海外からもさらに多くの一流演奏家が参加するようになった。

この音楽祭の中心となるのは、東京が世界に誇るクラシック音楽の殿堂、東京文化会館。今年もワーグナーの『神々の黄昏』やシューベルトのミサ曲などの大曲が公演される。さらに、上野公園に点在する多くの美術館・博物館で開催されるミュージアム・コンサートも、この音楽祭の魅力だ。

ミュージアムで聴く音楽は
残響効果も魅力のひとつ。

東京都美術館ではヴェネツィア絵画の巨匠、ティツィアーノ(1488年頃〜1576年)の作品を中心とした日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が4月2日(日)まで開催される。
これに併せて、ティツィアーノと同時代にヴェネツィアで活躍した作曲家やルネサンス、バロック時代の音楽を奏でる演奏会が、同会場の講堂で3回開催される。

また、国立西洋美術館では、「シャセリオー展−19世紀フランス・ロマン主義の異才」という19世紀に活躍した画家の日本初の回顧展の開催に併せて、シャセリオー(1819〜1856年)の時代のパリのサロン文化を彷彿させるショパンやリストなどの演奏会が2回開催される。
その他、日本最古の博物館と、バッハの楽曲が不思議な空間を作り出す「東博でバッハ」、夜の国立科学博物館で音楽と展示に包まれる「〈ナイトミュージアム〉コンサート」など、多種多彩なプログラムが用意されている。

「若い頃から愛着のある上野公園全体から音楽が聴こえてくるようなフェスティバルを開きたかった、という鈴木の願いを実現させたプログラムです。演奏家は音楽が生まれた時代背景や作曲家の想いなども熱心に勉強されているので、展示作品と音楽を絡めたトークも楽しんでいただけると思います。演奏家との距離が近いのも魅力ですし、コンサートホールとはまた異なる残響も不思議な体験です」。
そう語ってくれたのは、事務局長を務めている芦田尚子さん。

「3〜4月は年度の切り替えでお忙しいとは思いますが、そんなときこそ桜を見ると心が落ち着くものです。クラシック音楽を楽しんで、その前後に桜を愛でる一日もいいですよね。クラシックは敷居が高いと思わず、ちょっと文化的なお花見に出かけるくらいの気持ちでいらしてください。キッズプログラムや無料コンサートも用意されているので、ご家族でも楽しんでいただけると思います」。

チケットプレゼントのお知らせ

COMMONS PAGEメンバー限定で、「東京・春・音楽祭」の5公演に10組20名様をご招待します。
ご応募はこちら




芦田尚子さん
東京・春・音楽祭 事務局長
第1回から音楽祭を支えている芦田さん。普段は飯田橋グラン・ブルームにあるIIJのオフィス内で勤務し、音楽祭開催期間は、連日上野に通っている。
「ヨーロッパのように、ミュージアム・コンサートが根付くといいですね」


写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会
1.撮影:青柳聡、2.撮影:堀田力丸、3.撮影:青柳聡、4.撮影:ヒダキトモコ、5.撮影:堀田力丸、6.撮影:ヒダキトモコ

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