2017.07.18

小さなチャレンジの繰り返しが大きな成果を生み出します。

一生懸命働いているのに結果が伴わない。周囲の評価ばかり気にしてしまう。
ポジティブになろうとして、余計に疲れてしまう。そんな悩みはありませんか?

書道家として活躍する一方、著作や講演などで豊かな人生について語りかけている武田双雲さんが実践している「1.01理論」であなたの毎日をもっとポジティブなものにしませんか。


小さな改善の積み重ねが夢を叶えてくれる!

全てが新鮮だった、会社員時代。


約3年間の会社員生活は楽しかったですね。
学生の頃は理系オタクで宇宙にしか興味がなかったけど、営業という仕事を通じて多くの人に出会い、すべての人に尊敬の念を抱きました。

周囲からも珍しい新入りだと思われたのか、得意先の社長さんに御馳走になるなど、人の関わりや交流が広がるのが純粋に嬉しかったです。
ある日、上司に頼まれて、名刺の字を筆文字で書いたら、社内で評判になって次々と頼まれるようになりました。

「自分の名前が初めて好きになりました」と泣いて喜んでくれた人もいます。
自分の書が世界中の人を感動させられるかも知れない。それなら一刻も早く始めよう! そう考えて辞表を出しました。

でも、会社員として過ごした日々と書道家となった今を比べても、僕のなかでは意識の変化はありません。
もともと目的意識や上昇志向が無いからでしょうか。

今が最高に幸せ、と心から思えるので、いつもおだやかな気持ちで暮らしています。
「今が何かのためにある」「今は我慢のとき」。
そう思って毎日を過ごしていたらもったいないじゃないですか。




心を整えて発言し、行動するだけで毎日が変わっていく。

心を整えてから発言し、行動する感情習慣の改善を。


健康生活のためには生活習慣の改善が必要だとよく言われますが、毎日のびのびと自分らしく生きるためには、感情習慣の改善も必要です。
人は感情が発端となって行動するのですから、心を整えて発言し、行動するだけで毎日が変わっていくはずです。

感情習慣を改善するために大切なのは、目の前の小さな動作を丁寧に行う心の余裕です。
僕は目覚めるときは朝に感謝するし、ご飯を食べるときは米粒ひとつひとつを心から味わうようにしています。

妻や子供と話すときは表情の変化を見逃さないし、コンビニの店員さんにも「ありがとう」のひと言を忘れない。
洋服は素材の感触を確かめながらゆっくりと袖を通します。
一流の武道家は道着を着る姿も美しいですよね。ビジネスパーソンにとって服は道着ですから、今日も一日よろしくお願いしますと思いながら丁寧に着ることで気も満ちるはずです。

丁寧な動作を身につけるためには、型を覚えるといいでしょう。
書道の「とめ・はね・はらい」の型は練習すれば誰でも上手くなる。

同じように、のびのびと生き、働くための型を練習して覚えるのです。
不満、不安が多い人も、生まれつきの性格ではなくて、そういう行動の型にはまっているだけなのです。
不機嫌なまま思考しても、それはイライラの原因を探っているだけです。
感情を整えるためにも、まずは日々の所作を変えることから始めてください。

修行僧は掃除から食事まで作法が細かく決められていますよね。
日々の所作を整えることで、心の乱れを抑えることができるからです。

僕らも日常生活の中で少しだけ修業をすればいいんです。
頭で考え悩むより、所作や表情を整えるための型を覚えるだけで前向きな気持ちになれるものなのです。

例えば、口角を5ミリあげるだけで、気持ちが上向きます。
周囲に毎日いきいきとしている人がいたら、行動を真似てみるのもいいかもしれません。

日々の行動を考えるときに、僕が大切にしているのが「1.01理論」です。
これは自分の人生を毎日、1%だけ改善していこうということ。毎日同じことを繰り返していると、ワクワク感が無くなって質が落ちてしまいますよね。
仕事も同じではないでしょうか。

でもその時、ちょっとだけ意識を変えて、昨日より何かを向上させる工夫をするのです。
大きな改善を求めると難しいですが、毎日少しでも、ひとつでも変えれば、その積み重ねがやがて大きな変化になります。

パソコンを立ち上げるときに、呼吸を整え姿勢を正してみる。
メールにひと言感謝の言葉を添えてみる。それくらいならできますよね。

その日々の行動を積み重ねることが、やがては大きな変化に繋がります。
1枚の紙を50回ほど折り重ねていくと、理論的には月に届く距離になります。

同じように日々のささやかな積み重ねが、やがては大きな結果に繋がるのですから。




ポジティブとネガティブはコインの裏と表。

「○○しなきゃ」を、「○○したい」に変える努力が必要。


自分らしく生き、自分らしく働くためにはどうすればいいのか? そう悩んでいる人は多いと思います。
でも子供にはそんな悩みはありません。なぜなら「○○しなきゃ」という義務感がないからです。

全てが新鮮で楽しいからモチベーションも高いまま、のびのびと暮らしている。
ところが、大人になるにつれ「○○しなきゃ」のリストが増えるばかり。

「やらなければ」と考えた瞬間に気が重くなり、ストレスも溜まります。
だから、「○○しなきゃ」を、ひとつひとつ「○○したい」に変える努力が必要です。

早起きしたい、と思えるほどおいしいコーヒーを味わう余裕をつくる。
今日の会議でこれだけは発言したい! と決める。通勤電車が辛いなら、夢中になれる本やアプリを購入して「早く電車に乗りたい」と思えるようにするのもいいでしょう。
ポジティブとネガティブはコインの裏と表ですから、どちらを選ぶのかは取り組み方次第です。

また、「○○しなきゃ」と思って行動している人は、周囲の評価を気にしがちです。
「こんなに頑張ったのに評価されない、給料が上がらない」。そんな風に感じた経験は誰にでもあるはずです。

でも、ディール(取引)で生きていると辛いものです。
行動する自分と評価する相手という狭い循環のなかで思考しているので、モチベーションも上がりません。

地球に生かされている自分、先達のお陰で成り立つ今を生きている自分、そんな大きな円を考えるとのびのび生きられますよ。
僕は毎晩、布団に入ったら、祖先や両親、家族、そしてその日出会った人々に感謝してから寝るようにしています。
皆さんもぜひ実践してみてください。


取材は、湘南・片瀬海岸の閑静な住宅街にある双雲さんのアトリエ兼書道教室で行われました。
この書道教室では著名人から小学生まで、多くの生徒が和気あいあいと書を学んでいます。


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武田双雲さんと一緒に書を書きながら、人生をよりポジティブにとらえる心のあり方、1.01理論の実践方法を学んでみませんか。
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テーマ

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講演日時:2017年9月8日(金) 18時30分開演 20時30分終了予定
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武田双雲
書道家
1975年熊本生まれ。3歳より書家である母・武田双葉に師事し、書の道を歩む。東京理科大学理工学部卒業後、NTT東日本入社。約3年間の勤務を経て書道家として独立。音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーション、斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める。映画『春の雪』『北の零年』、NHK大河ドラマ『天地人』をはじめ、世界遺産「平泉」、 スーパーコンピュータ「京」、など、数多くの題字、ロゴを手がける。2013年には、文化庁より文化交流使の指名を受け、日本大使館主催の文化事業などに参加し、海外に向けて、日本文化の発信を続けている。書道教室「ふたばの森」主宰。約300名の門下生に指導を行なっている。

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