2015.07.31

「おーい、お茶」をシリコンバレーに普及させた伊藤園営業担当者が語る、オフィスに「畳」を薦める理由

FULLER、KOIL内でオフィス拡張移転

昨年9月にコワーキングスペース「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」の個室オフィスに入居以来、スマホアプリ市場分析ツール『App Ape Analytics』 のリリースや総額2.3億円の資金調達実施など、破竹の勢いのFULLER株式会社。その勢いそのままにこの度、KOIL5階にある現在の約3倍の広さの個室に移転することになりました。

この時オフィスに導入されたのが、伊藤園によるお茶殻のリサイクル商品「さらり畳」。なぜオフィスに「さらり畳」を導入されることになったのか、お話をお伺いしました。

[伊藤園角野様のシリコンバレーでの奮闘、そしてFULLERとの出会い]

- まず、伊藤園角野様とFULLERさんの出会いについて教えてください。

- 伊藤園 角野さん

「私は1年前までサンフランシスコに住んで、5年ほどシリコンバレーで営業をしていました。営業を始めてちょうど1年が経った時、何か新しいこと、インパクトのある仕事がしたいと思って、Googleやfacebookなどに営業に行ってみたんです。すると彼らは社員に対してフリーランチとかフリードリンクをやっていた。これは日本には無いなと。ここに『おーいお茶』を導入してもらえれば沢山売れるし広告にもなる。それでIT企業に飛び込み営業をしてみたんですが、なかなかうまく行きませんでした。そんなときにエバーノート日本法人会長の外村仁さんにお会いする機会があってご相談したら、『シリコンバレーはエンジニアの街だからいきなりオフィスに飛び込むのではなく、まずエンジニアと仲良くなることから始めたら』とアドバイスをいただいたんです。そこで、様々なミートアップにお茶をもって行ったんです。すると意外にウケたので、『良いと思うならみんなのオフィスに入れてくれ』と言うと、エンジニアの人たちが社内で動いてくれて部門に繋いでくれました。シリコンバレーの人たちは口だけではなく本当にやってくれるんですよ。そこからはYahoo!のトップやFacebookの人たちなどとも仲良くなっていって、2~3年でほとんどのIT企業に『おーいお茶』を入れてもらえるようになっていたんです。ちょうどそのころ渋谷さんがシリコンバレーに来て、外村さん経由で知り合ったんですよね」

左からFULLER 櫻井さん、伊藤園 角野さん、FULLER 渋谷さん

- FULLER 渋谷さん

「元々当社に出資してくれていた投資家がエバーノートにも出資していて。そのご縁で外村さんを紹介していただきました。2年前くらいですね。僕が最初にサンフランシスコに行った時は外村さんの家の地下室に泊めていただいたんですよ(笑)1週間くらい。そのときに角野さんを紹介してもらったんです」

[オフィスに畳を導入した理由・狙い]

- 伊藤園 角野さん

「正直この畳、安くないんですよ。だけど僕はどうしても入れて欲しかったから、販売をされている北一商店の松永さんにも直接話してもらいました。FULLERさんはこれからどんどん伸びて、日本で大きなインパクトを与える会社になると思う。その会社が普通に机とイスだけでやってるんじゃなくて日本文化である畳とお茶で、たとえば海外の人と打合せをする、社内の会議もそういう環境でやる。畳で寝っ転がったりお菓子食べながら話すことで違うコミュニケーションが生まれて新しいアイデアが出てくるかもしれない、そういうことを期待しているんです。シリコンバレーのマネばかりではなく、そういう日本独自の文化から新しい創造性を生んでいきたいんですよね」

- FULLER 櫻井さん

「良く言われることですけど、海外に行くと日本の良さを感じます。シリコンバレーはカッコいいけど日本の畳もカッコいい。日本の若い人が本質的なカッコよさをわかってないことが残念だと思っているんです。想いがあって、ここまで相手のことを考えてサービスを創っている日本人ってカッコいいだろ!と。そういうところから僕たちのITサービスは生まれているんだよと。そういうストーリーが語れると世界で戦えると思う。この畳は、その象徴ですね。畳はテーブルでもあってイスでもある。ベッドにもなる。そういう多機能性も日本的な長所ですね」

- FULLER 渋谷さん

「そういう、日本ならではの靴の脱ぐ文化っていうのは僕たちはずっと大切にしていて、もともと今までの当社オフィスはずっと靴を脱ぐことにしていたんです。今回、オフィスが今までよりもずっと広くなって、どうしようかなと思っていたんですが、やはり靴を脱ぐ場所は創ろうと」

- FULLER 櫻井さん

「でも、『さらり畳』導入はすごく迷いました。コストコントロールも必要だし。決断した理由の1つは、『縁』ですね。この畳には、角野さんや松永さんが『いる』んですよね。それと、畳は例えばハンモックよりも縁を感じやすいのかなと。空間を共有しますからね」

こうしてお二人が出会い、FULLERの新オフィスに「畳」が導入されることになりました。畳が創る新たなワークスタイルや、畳が生むコミュニケーションなど、気になるお話の続きは以下のリンク先からご覧いただけます。

http://koil.jp/news/column04/

KOILとは?

起業家、研究者、学生、生活者、さまざまな立場の人や組織が出会い、アイディアとアイディア、活動と活動を結びつけるための大規模コワーキングスペースです。既存のスタイルにとらわれることなく、新たなイノベーションが創造されるよう、170席を有するKOILパークを初め、イベントスペースやミーティングルーム、工房、カフェ、イノベーションオフィスを備えています。また、月に1度のKOILビジネスミーティングのほか、ワークショップや参加型の各種イベントを随時開催しています。

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http://koil.jp/sign/

本記事は、「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)by 三井不動産株式会社」の公式Webサイト内の記事「[KOIL STORY #4]FULLER、KOIL内でオフィス拡張移転 (3)」を転載・一部省略したものです。

http://koil.jp/news/column04/

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